散らからないリビング・ダイニングの作り方|収納のコツとリフォームアイデア

 リビング・ダイニングは家族が集まる大切な空間です。しかし、気が付くと多くのモノがあふれてしまい、特にダイニングテーブルやカウンターキッチンは、すっきりとした空間を保つのが難しいという方も少なくないと思います。

 こちらの記事では、整理整頓されたリビング・ダイニングを実現するためのポイントとして、モノが散らかりやすい理由を考えた上で、その対策について解説していきます。限られたスペースを無駄なく使い、モノの「住所」を確保することができれば、リビング・ダイニングは自ずと片付くはずです。

ダイニングテーブルを散らかさない収納のコツ

1,どうしてダイニングテーブルは散らかりやすいの?

 ダイニングテーブルは文字通り「食事をする場所」ですが、実際に生活していると、食事に関係のないモノが無造作に置かれやすいため、テーブル上が散らかるといったことになりがちです。また、それらを整理整頓する収納スペースが十分に確保されていないことも一因と言えるでしょう。

2,ダイニングテーブルをすっきりさせるためのポイント

 ダイニングテーブルまわりを整理整頓するための具体的な収納術をご紹介します。

 代表的な方法として、キッチンカウンター下のスペースにラックを置き、テーブル周辺の小物を収納する方法があります。こちらは実施するのにそれほど手間暇や費用がかかりませんので、比較的手軽な対策と言えるでしょう。
 他には、ダイニングテーブルの形状やサイズの見直しも有効です。円形テーブルは長方形のテーブルと比較するとモノを置きづらいため、散らかりを予防する効果が期待できます。また、テーブルが大きすぎると多少散らかっていても食事に支障がないため、散らかった状態が放置されがちです。家族の人数に合わせて必要なサイズを選択することが大切です。

3,壁面収納造作リフォームのメリットを活かした整理整頓術

 ダイニングテーブルの整理整頓方法としておすすめなのが、壁面収納などの大型家具をリフォームで取り付けることです。リビング・ダイニングに壁面収納を設置することで、リビングからダイニング・キッチンへの動線を機能的なものにし、片付けと取り出しがスムーズに行えるようになります。

 壁面収納のメリットは、棚、引き出しなどの収納形態を自由に組み合わせることができ、見せる収納と隠す収納を使い分けられることにあります。
 例えば、お気に入りのインテリア小物やアクセサリーなどは見せる収納に、ゲーム類や掃除用具は隠す収納にしまうことでモノの「住所」を確保できます。お子さまの勉強道具やお絵かきセットはかごに入れ、出し入れしやすいように工夫するとより効果的です。 他にも、キッチンカウンター下部の壁部分を利用して、カウンターの高さに収まる収納棚を造作する方法もあります。ラックを置くよりも空間にフィットし、インテリアに統一感が生まれます。

カウンターキッチンをすっきり片付けるコツ

1,どうしてカウンターキッチンは散らかりやすいの?

 カウンターキッチンは室内に開放的な印象を与えるメリットがある一方で、収納のボリュームが制限されるというデメリットがあります。そのため、毎日使う調理用具が出しっぱなしになってしまうといったことが起こりやすくなります。また、キッチンの中からも外からもモノが載せられてしまいやすいため、リビングやダイニングで使っていた文房具や郵便物、飲みかけの常備薬などの「ちょい置き」が発生しがちです。

2,カウンターキッチンをすっきりさせるためのポイント

 まずは、キッチン内の収納をしっかりと使いきることからはじめましょう。  
 小物やカトラリーを入れる浅い引き出しは、アクセサリートレイなどで仕切って種類別に分類すると使ったあとに戻す場所がわかりやすく、リバウンドを防ぐ効果が期待できます。また、深さのある引き出しは、積み重ねできるワイヤー製のかごやプラスチックケースなどを活用すると上部までスペースを無駄なく使えるため、収納量をアップできます。また、下の段の中身も一目でわかるので安心です。使用頻度が高く、出しっぱなしになりやすい調味料や乾物類は、カウンター上に「住所」としての置き場を作ると良いでしょう。統一感のある容器に詰め替えれば、散らかった雰囲気にはなりません。

3,カウンターキッチンまわりのリフォームによる整理整頓術

 キッチン内の収納を工夫してもスペースが足りないという場合は、リフォームによってキッチン全体の収納を増やすことをおすすめします。
 具体的な例として、キッチンの背面収納や吊り戸棚を後付けする方法が有効です。なお、吊り戸棚を設置する場合は、収納量や使いやすさと、室内の開放感のバランスの取り方がポイントになります。低い位置に大きな吊り戸棚を設置すれば収納量や使いやすさはアップする一方で圧迫感を感じやすくなります。高い位置に設置した場合はその逆となります。ご家族のニーズに合わせて、どちらを優先させるかを検討した上で吊り戸棚の高さを決めると良いでしょう。

洋服の「ちょい置き」対策とクローゼットや押し入れの活用法

 ダイニングには、文房具などの小物のほかに、脱いだ衣類をちょい置きしてしまうこともあると思います。お子さまの制服やパジャマなどがダイニングチェアの背もたれに掛けたままになっているという経験がある方は少なくないでしょう。

1,洋服の「ちょい置き」が発生する理由

 洋服のちょい置きも文房具や郵便物などのちょい置きと同様、収納する場所が決まっていないことが原因で発生します。また、収納する場所が決まっていても、洋服を着脱するスペースと収納スペースが離れていると収納されにくくなり、何度も通るダイニングへのちょい置きが発生しやすくなります。

2,洋服のちょい置きを防ぐためのポイント

 洋服をしまう場所といっても、大げさに考える必要はありません。リビングにチェストがあれば、その引き出しを家族それぞれに一段ずつ割り当てるだけでも、ちょい置きの防止に繋がります。しわになっても影響のないパジャマやルームウェアはそこに入れておけば良いですし、しわや湿気が気になるコートなどの衣類は専用の壁掛けフックなどを設置するなど、衣類の用途や特性に応じて一時的に収納する場所を確保すると効果的です。

3,押し入れやクローゼットを使いやすくリフォームする

 さまざまな衣類のちょい置き対策を試してみたものの、どうしても解消されないという場合は、リフォームによって収納の数やボリュームを根本的に改善することをおすすめします。

 リフォームする際は、収納したいモノの種類を書き出して、使用頻度や重さから収納内部の配置を計画します。収納するモノに合わせて、棚・引き出し・ハンガーパイプなどのレイアウトを自由に決めることができ、使い勝手の良い収納扉を自在に選べることが収納リフォームのメリットの一つです。クローゼットの奥行きは、収納ケースの大きさに合わせて確保することをおすすめしますが、スペースを拡充できるのであればウォークインクローゼットの設置を検討してみても良いでしょう。

まとめ

 リビング・ダイニングを常に片付いた状態に保つポイントは、モノの「住所」を決めて、使い終わったら必ずその「住所」に戻すことです。適切な場所に適切な収納スペースを確保できれば、モノを片付けるハードルもグッと下がります。

 しかし、現状の収納が居住者の生活スタイルに合っていない場合、収納の見直しや収納術を駆使するだけでは根本的な解決が難しいという場合もあります。そんな時は、収納リフォームを検討してみてください。ライフスタイルに合った収納であれば、自然と整理整頓ができる「片付けの習慣」が定着しやすくなるでしょう。また、さまざまなデザイン・カラーバリエーションの戸棚やキャビネット、クローゼットをコーディネートすることで、室内の統一感を生み出すこともできるはずです。すっきり快適なリビング・ダイニングとして機能させるためにも収納リフォームをぜひ検討してみましょう。

written by 唯木 花奈


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